あまえ

アニメ「あまえないでよっ!!」一話(不可)を見た。ハーレム・アニメで、お寺が舞台になっただけ。主人公も「天地無用」とかとちがって内気でなく、エロ好き。このアニメが頭悪そうに感じるのは、エロはあるけど新しいアイディアが見当たらないこと。以前、岡田斗司夫がヒットするには、エロとバイオレンスだけではダメで、知性と社会性が必要だとか言っていた。今回、舞台が寺だから、知性的要素としてお経や仏教概念の知識をいれて、それで話をつくったほうがいいのでは? 衒学的とか批判があっても、今のままじゃ進歩がないし。アイディアといえばたとえばダイ・ハードのラストで銃も持ってない絶対絶命の危機でどうするのかと思えば背中に銃を貼り付けていたというのがあって、その危機脱出のトリックに知的な満足をおぼえたものだ。やっぱりそういう危機や問題を解決するような知的なアイディア、トリックがないとエロとドタバタだけでは知的満足に欠けて退屈だ。このままでは、クリシェばっかりとかいわれそう。でも、対象年齢が低めならドタバタのままでもいいかもしれない。社会性に関しては、葬式のいいかげんな馬鹿高い値段とか、もとの仏教と教義が変わってきているとかをテーマにしてもおもしろいけど、テーマがシリアスすぎて無理かも。ただ、まだ一話だからこれから化ける可能性も。
○「ぱにぽにだっしゅ!」(可)は、どうなんだろ。突然、人物紹介がわりこんできて、その二次元キャラをくるくるまわしながら、下の方に性格の要素と数値がでるとか、普通の風景にSDキャラをかぶせるとか…まだなんだかはっきりわからないけど、何か少し新しい感じが。金色の髪にピンクの影、ロリで天才というキャラもおもしろい。テンションも高いし、変わった作品だ。