ライブ

■ライブdoor問題は、よく知らないけど、今のところ以下のような感じだと思う。ライブdoorは、虚業とか額に汗して働かないとだめだろうとか批判されるが、むしろ、仕事しすぎて、暴走してしまったのではと思う。オリンピックで競争が過熱してドーピングしてしまうような。どっちにしても、不正、違法はアウトだ。ただ、ライブは、もともとの上場のときの値段が高すぎたようだ。赤字の零細企業だったが、異常に高い株価で○通信などに第三者割当増資をして体裁をととのえた。その後、幹事証券会社とともにマザーズをうまくごまかして許可をもらい上場した。ITバブルもあり、高値がついたのだろう。ライブのような零細企業が上場するには、売り上げ、増資などで会社の体裁を整えてくれるスポンサー(上場後、売り抜けて創業者利益を得ることができる)、幹事の証券会社の協力、マザーズの協力、上場基準などの規制緩和政策、などが必要だが、かなり無理をしたようだ。上場したあとは、もともと利益を上げる事業、実体がないので、高い時価総額を利用しながら、株式分割後の高値での増資、株式交換による優良企業の買収などで会社を大きくし、さらに時価総額を上げていく。だが、ポータルなど本業の利益が伸びず、あせりがあり、粉飾決算をしてしまった。社長はマスコミを利用して人気、知名度を上げて個人株主を呼び込み株を高くした。ちょうどネットで、しかも、安い手数料で、売買がしやすくなった時期だったこともよかった。それに、LDの株は異常な株式分割の結果、数百円で買えたので個人に人気があった。また、LDの支配力のおよぶ投資事業組合は、情報を開示する義務があるが、ない場合開示義務はない。そこで、表向き支配力はないことにして秘密の投資事業組合をつくり、そこへの第三者割当増資によって渡した株を分割、買収発表などで高いときに売り、その収益をLD本体に回して収益にした。第三者割当増資は、形式上は、株式交換による会社買収の対価という形にした。増資を収益に変える奇妙な方法だ。二束三文の会社へ増資して高額で買収することもあったようだ。
■ライブについては、ここも参考になる。 http://blog.goo.ne.jp/yamane_osamu/
ただ、全体的に推理、推測の段階で確証にとぼしいようだ。
このサイトの内容について簡単に書くと。
○4.粉飾決算について。仕掛品の計上根拠が疑わしいなど。このページが一番専門的であいまいなところがありわかりにくい。
○6.借名株について。 堀江が他人名義(有馬晶子さんの父有馬純一郎さん)の株を持っていて上場直後から売って利益を得ていたという推理。
○7.上場前に(株)光通信も、(株)グットウィル・コーポレーションに一株300万円という異常に高い価格で第三者割当増資を行なったのです。
○8.平成11年8月3日に、一株5万円であった会社の株式の評価額が、1ヶ月後の第三者割当時に600倍の300万円に引き上げられ、300万円で取引され実績をつくり一株300万円が普通にみせかけた。
○9.5年間で36万分割した。
○10.インチキ上場で企業価値が1800倍に。
○11.12.13 有馬純一郎の名前を騙った堀江貴文所有の借名株について
○14.堀江の本では、堀江さんがIPOに際して詐欺的行為の一環として利用した、有馬親娘、VC、及び証券会社は役に立たなかったと切捨て、自立した優良会社であるかのように書いている。
○16.ライブドアについては、株価そのものが企業実体を反映していない架空のものからスタートしていますので、妥当ではないのです。
(以上の内容は、正確かどうか責任持ちません)