CASSHERN 2004

CASSHERN 2004年【日】
■あらすじ
寺尾聰(男優) 東博士は、陸軍の施設でES細胞のような万能細胞、新造細胞の研究をしていた。ある少数民族の細胞が新造細胞のもとになる。研究所では、真っ赤な培養槽の中に手足などの人体の部品が浮いている。東博士は、個人的に、新造細胞を完成させ、病気で死にかかっている妻の樋口可南子(女優) 東ミドリを治療するのが目的だった。そこへ、予期せぬできことがおこった。研究所に稲妻がおち、ばらばらな人体が一つになり人造人間である新造人間ができた。研究所を逃げ出そうとするたくさんの新造人間たち。陸軍によってほとんどは、射殺され、逃げ出せたものも吹雪の中で、つぎつぎと死んでいく。最後にある施設にたどりついたのは、四人の新造人間だけだった。その施設は、戦闘ロボット製造工場だったが、公害や放射能汚染のためなのか見捨てられた施設だった。そこで、戦闘ロボットを製造し、科学者を拉致して軍事力を増強していく新造人間たち。新造人間のリーダー唐沢寿明(男優) ブライキング・ボスは、人間を皆殺しにすると宣言する。
東博士の息子、伊勢谷友介(男優) 東鉄也は、父と仲が悪く、父の忠告を無視して戦争へ行った。戦場で、ベトナム戦争のような、極限状況の中で、鉄也は、村人を殺す。そして、ついに戦死する。東博士は、息子の死体を培養槽にいれ、新造細胞によってよみがえらす。鉄也は、新造細胞の筋肉の異常な発達によって皮膚がさけるのをおさえるために、軍用として開発中だったスーツを着用する。鉄也と恋人の麻生久美子(女優) 上月ルナは、新造人間におそわれ、ある村にまよいこむ。そこで医者にルナの手当てをしてもらう。鉄也は、村の守り神キャシャーンを名乗り、村人を助けるために新造人間と戦う。
○しかし、意外な事実がわかる。その村は、かって鉄也が戦争のとき村人を殺した村だった。新造細胞のもとになる少数民族とはこの村の人のことだったようだ。陸軍は、この村人の死体を集め、手足など人体の部品を研究所にもっていっていた。培養槽に浮いていた人体部品は、この村の人々の死体だった。東博士は、自分の妻を助けるために多くの村人を犠牲にして研究していたのだ。ブライキング・ボスも新造人間ではなく、もとは、この村の人間だった。ブライキング・ボスは、自分自身が、憎み皆殺しにしようとしていた人間であることを知り、失意の中で焼死する。
東博士は、死んでしまった妻を培養槽にいれて生き返らそうとする。鉄也は、そんな父を責めて、やめさせようとする。妻のためなら、他の人々、村人たちを犠牲にしてもいいのか、そんなことは許されないと。父は上月ルナを射殺し、愛とはそういうものだという。鉄也もルナを村人の犠牲の上になりたつ呪われた培養槽で生き返らせるしかない。(なぜか勝手に生き返っていた。それでとりあえず美しくキスシーン)
○戦争も病もなかった、あったはずのもう一つの平和な世界が、夢の中のように流れる。
(一部、未確認)
■感想
むちゃ、おもろい。
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