GREAT JAPAN 偉大なる国へ 黒船はもう来ない! (単行本)チャールズ D.レイクII (著)

の書評が日経にのっていた。それによると彼が参画した日米構造協議は、日本国内で必要性が指摘されていた改革を唱えただけ。日本の抵抗勢力を説得するためあえて米国が黒船の役割を演じてあげただけにすぎないという。日米両国では、これを、双方が役を演じているだけの「歌舞伎」と呼んだ。 今の時代、利益の少ない、そういうめんどうな黒船の役割を米国が演じることはないという。日本の官僚や改革勢力が米国の外圧を利用して事を進めているという話は聞いていたが、やっぱりそういうことだったのかな。米国のおしつけで日本がダメになっているという構造協議を持ち出した改革批判は少しおかしい。