とんでも

副島 隆彦 (編集)の「英語で思想を読む」ちくまライブラリー はいい本だった。三島由紀夫とかラフカディオ・ハーンとか哲学や経済学の文章より、文学の英文が異常に読みにくかった。ちょっとレベルが高いのを無理して読んだためか、この本を見ただけで疲れてくる。しかし、ヴィトゲンシュタインとかケインズとか、それぞれ数ページしかないが英語で読むとこんな感じなのかと興味深い本だった。
○同じ著者の「英文法の謎を解く」ちくま新書 のシリーズは、意味不明とか批判され問題が多いらしい。
預金封鎖 (実践対策編) 祥伝社黄金文庫 という本も書いていて、よく知らなかったが社会批評もかなり手がけているようだ。
○「人類の月面着陸は無かったろう論」副島隆彦 (著) 単行本 (2004/06/21) 徳間書店 で、第14回日本トンデモ本大賞に輝いてしまった。まさか、「英語で思想を読む」みたいな硬い本の著者が、トンデモ本まで書くまでひどくなっているとは思わなかった。ボケちゃったのか、金儲けのためか、意識的にふざけてやっているのか。ちょっと感慨深くて面白い。
英語で思想を読む