ノートです

デスノート(マンガ)全12巻  7/10 点
 こんなに、文字数が多く、複雑なマンガはいままで読んだことない。(マンガ自体そんなによまないけど)。一巻読むのに一時間を越えていたような気がする。読むのに何ヶ月も間をあけると、細かい設定を忘れて、だんだんついていくのが難しくなり、いちいち思い出すのが苦痛になってくる。そのうち、読んでて面白いのか苦行なのかわからなくなってきたり。なるべく、一気に読むべき作品。一応、最小限のルールさえ知っていたら楽しめるというコンセプトだったのだろうが、どんどん、イベントが追加されて、楽しみで読むには、個人的にはこれでも複雑すぎた。矛盾を感じてひっかかるところもところどころある。しかし、最終巻は、うまくまとまった。裏の裏の裏をかくという感じで、ちょっと面白いし、文句なくきちんと終わらせた。勧善懲悪で、○○の日常にかえるという、この手の作品の常道だ。マンガを、気楽に読みたいニーズの人には、まったくすすめられない。まれにみる頭脳派、または、マニア向けの作品だろう。だが、そのハードさで名前が歴史に残る作品だ。
DEATH NOTE (1)DEATH NOTE (1)