009-1  5話まで 8点

 石の森をベースにしたキャラデザとか釈の声とか個性的すぎて微妙なところだが、シナリオが頭よさそう。
 キャラデザは、目とか髪型が変に感じるが、すぐなれる。胸や腰は、誇張表現でエロが強調されているが、007の系列だから当然だろう。
 主人公ミレーヌ・ホフマンの釈の声は、棒読みみたいで、感情表現が乏しい。しかし、ツンデレじゃなくてツンツンした、どちらかというと冷酷タイプなキャラだから、愛想のないボソボソした声でもまちがいじゃないし、意識的にそう演じているのかもしれない。
 甘ったるいところのない、だまされた方が悪いという、生死を賭けたシビアな世界で、勝ち残っていくミレーヌのタフさが魅力になっている。出会う状況、敵も変わっていて、趣向をこらしたつくりになっているのであきない。「コブラ」のぱくりもあったりするが、シナリオの構成がよくできている。