●最近、深夜に食事をしていると、毒ガスをまきちらす巨大な怪物がおそってくるのでたいへんだ。突然、明かりをつけ、「ゴキブリがいる」と大声で叫び始めるのだ。そんなとき、あわてて、粘着シートのゴキブリホイホイの中には逃げ込んではならない。
○この怪物たちは強大で恐ろしい敵だが、中にはいいやつらもいる。私のために毎日、ごはん粒やパンのかけらを落としてくれるのだ。この間もおいしそうなホウサン団子とやらをおいてくれた。これから食べに行こうと思う。

DearS 4話
細かい突っ込みがはいっていてバランスがよかった。たとえば、設定への突っ込み。レンは、奴隷だが、マスターが品性も知性もないことを認めた。レンが奴隷であることについて、いじめ、差別であると女性側からの批判が描かれた。奴隷でありながら、ある部分、人間を超えた能力を持っていて、人気がある。それらは、奴隷という設定に対して反対のベクトルを持ち、かたよりを打ち消そうとしている。また、単なるギャグとして「立ち直りがはやい」とか、細かい突っ込み、そしてボケが随所にあり、脚本として練られている。表情のデフォルメや崩し方も状況と感情にぴったりしていてうまいと思う。クリシェも多いし、一部論理が破綻していたが、完成度は高かった。
(感想まで書いてしまった。はまっているのか? )