ヘッジファンド

金融商品で悩んでいるうちに、突然、昔買って読まずにおいてあった「ヘッジファンド 浜田和幸」が気になってきて読み始めた。
■アジアの通貨危機
年月を細かく書いてないし、時系列が前後してはっきりしないので困った。以前、途中で読むのをやめた理由だ。
#詳細は未確認。だいたいの要約。
○97年5月 タイバーツ売り→バーツ切り下げ→タイの株高
○95年 ヘッジファンドの円キャリ。ポジジョンは、円ショート、バーツはロング、日本は超低金利政策だった。
(97年ごろ?)金利上昇のうわさ →円買い、アジア売り。
○97年 香港ドル売りがはじまる。→香港は対抗上、金利を上げる→現金化の流れで株売り→ハンセン指数下落。
ファンドのオプションは、香港ドル下落すると儲かるように設定された。ハンセン株式はショートポジション。
○韓国 ウォンは、ドルとのペッグ制でウォン高に。輸出が困難。短期借り入れが増えていた。
円キャリでアジアの債権に投資していたが、アジア危機でだめになった。
増えた借金を返すために、海外資産を売る。ロシア、ブラジルの債権が含まれていた。→98年8月のロシア危機。これを受けてLTCM破産。ヘッジファンドも損失をだし、円キャリの逆に。→98年の10月からの円高
○日本 ファンドによる株の空売り。株価下落→ジャパン・プレミアム。現金調達が難しくなり、株、米国債が売られた。
■ソロス
慈善団体オープン・ソサエティを持っている。
反政府でアジア、中南米、東欧などの民主化市場経済への移行、自由でオープンな社会づくりをめざす。米国に受けが良い。市場原理主義サッチャリズム
麻薬の合法化をすすめる。
■ソロスのファンドのバックにいるのがロスチャイルド。ヨーロッパの銀行も。
アジアの経済が失速して、ヨーロッパは輸出がのびて、経済が好転し株もあがった。→ヨーロッパ通貨統合へ。得をしたのはヨーロッパ。